小さなホールケーキを見てレナが足を止める。
「このケーキ、美味しそう。」
「ホントだ、うまそう。買おうか。」
「うん。」
レナが、二人で食べても充分な大きさのチョコレートクリームのケーキをかごに入れる。
「あと、何買う?」
「ワイン買っちゃおうかな。ユウはビール?」
「うん。」
「ちょっと高いビール買っちゃう?」
「いいねぇ。」
お酒売り場で、白ワインとビールをいくつか選んでかごに入れ、レジへ向かう。
ユウはレナに会計を任せ、レジの先のスペースでレナを待っていた。
「あれ?ユウくん?!」
「えっ?!」
振り返ると、見覚えのあるような、ないような少し年上の美人っぽい女性が立っていて、親しげにユウに話し掛けて来る。
いつもユウにすり寄って来る女の子たちとは明らかにタイプの違う大人の女性だった。
「ああ、やっぱりそうだわ、久しぶり。」
「えっ?!ああ…。」
(誰だっけ…仕事関係の人?!)
「最近会えないから、どうしてるのかなーって思ってたんだ。まさかこんなところで会えるとは思ってなかった。」
その女性はユウの手を握り、指を絡める。
(まずい…このパターンは…まさか…。)
「このケーキ、美味しそう。」
「ホントだ、うまそう。買おうか。」
「うん。」
レナが、二人で食べても充分な大きさのチョコレートクリームのケーキをかごに入れる。
「あと、何買う?」
「ワイン買っちゃおうかな。ユウはビール?」
「うん。」
「ちょっと高いビール買っちゃう?」
「いいねぇ。」
お酒売り場で、白ワインとビールをいくつか選んでかごに入れ、レジへ向かう。
ユウはレナに会計を任せ、レジの先のスペースでレナを待っていた。
「あれ?ユウくん?!」
「えっ?!」
振り返ると、見覚えのあるような、ないような少し年上の美人っぽい女性が立っていて、親しげにユウに話し掛けて来る。
いつもユウにすり寄って来る女の子たちとは明らかにタイプの違う大人の女性だった。
「ああ、やっぱりそうだわ、久しぶり。」
「えっ?!ああ…。」
(誰だっけ…仕事関係の人?!)
「最近会えないから、どうしてるのかなーって思ってたんだ。まさかこんなところで会えるとは思ってなかった。」
その女性はユウの手を握り、指を絡める。
(まずい…このパターンは…まさか…。)