恋の定義──そして今日も、君を想う──

レナがそっとユウの隣に座ると、ユウが飲みかけの水を差し出した。

「飲む?」

「うん…。」

冷たい水がレナの渇いた喉を潤す。

「ふう…。」

水のボトルをテーブルに置くと、ユウはレナをじっと見ていた。

「そんなにじっと見ないで…。」

「なんで?」

「だって…。」

「レナ、かわいい…好きだよ。」

ユウはレナを抱き寄せ、レナの唇に、ついばむような優しいキスをする。

いつもより、甘く、長いキス。

(どうにかなっちゃいそう…。)

身も心もとろけそうなキスに、力が入らなくなる。

そっと唇が離れると、レナはトロンとした目でユウを見た。

「オレの部屋…来る?」

耳元でそっと囁くユウに、レナは小さくうなずいた。