恋の定義──そして今日も、君を想う──

「あっ、雨だ。」

タクミが受話器の向こうで突然そう言った。

「そう言えば天気予報で、今夜は激しい雷雨になるって言ってたよ。ユウも、早いとこ家に帰んなよ。あーちゃん、きっと不安になりながらユウの帰りを待ってるよ。」

「うん…。」

「家に帰ったら、二人とも思ってることちゃんと話して、仲直りするんだよ。」

「ああ…。ありがとな。」

タクミは少し笑って、じゃあね、と電話を切った。