缶ビールを飲み二人で他愛もない会話をしながら、レナは、まだ乾き切らない長い髪をひとつにまとめると、少し斜めに結んだ。

そんなレナの何気ない仕草に、ユウは見とれていた。

お風呂上がりの上気した肌、髪をまとめてあらわになった白く細い首筋…。

(色っぽい…。)

ユウの中に、レナに触れたい衝動が込み上げてくる。

じっとレナを見つめるユウを不思議に思い、レナはユウの顔を覗き込んだ。