「オレが急にいなくなった時…レナも、こんな気持ちだった…?」

「うん…すごく、寂しかった…。」

「ごめん…。オレ、レナが急にいなくなって、すごい不安だった…。」

「いなくなったりしないよ。だって…ずっと一緒にいるって、約束したでしょ?」

「うん…。」

少し安心したように、ユウはレナを抱きしめる手をそっとゆるめた。

「おかえり。」

「…ただいま。」

そして二人は、少しぎこちなく笑った。