恋の定義──そして今日も、君を想う──

タクミは言いたいことだけ言うと、さっさとリビングを後にして玄関に戻り、そっとレナに微笑んだ。

「ユウのヤツ、ここ最近メチャメチャへこんでんの。初恋の女の子に失恋しちゃったんだって。」

タクミは小さな声でレナに耳打ちすると、レナの肩をポンと叩いた。

「じゃあね!」

そう言うと、タクミはあっという間に去って行く。


(どうしよう…。)

レナが一歩も動けないでいると、リビングのドアが開き、ユウが姿を現した。

玄関にたたずむレナの姿に目を見開くユウ。

レナは、ドキドキと壊れてしまいそうに高鳴る胸を押さえ、うつむいた。