レナとの別れから2日後。

あれからユウは、部屋のカーテンも開けず、明かりも灯さないで、一人ぼんやりとソファーに身を預けていた。


誰にも会いたくない。

何もしたくない。

今が昼なのか、夜なのか、それさえも知りたくない。

ただ、時折タバコに火をつけ煙を吐き出しては、ここにいたはずの愛しい面影を浮かべ、幻を抱くように、からっぽになってしまった自分の膝を両腕で抱え込んだ。