恋の定義──そして今日も、君を想う──

ずっとうつむいていたレナがカップをテーブルに置き、思い立ったように、静かにソファーから立ち上がった。

「ありがとう…。私…もう、行くね。」

(行くな…!!まだ、行かないでくれ…!!)

「レナ…!!」

その瞬間、ユウは立ち上がって、レナの華奢な体を抱きしめた。

「…ユウ?!」

咄嗟のことに驚くレナを、更に強く抱きしめると、ユウは苦しげに、切ない声で呟く。

「今だけ…もう少しだけでいいから…オレの、レナでいて…。」


ユウは、レナを抱きしめながら祈った。



神様、お願いです。

レナを、僕にください。

地獄に堕ちてもいいから…。