恋の定義──そして今日も、君を想う──

それを聞いてマユはハッとした。

バーで二人で話した時、ユウはロンドンに行ってからの10年間、自分がどんなにいい加減なことをしてきたかと言っていた。

誰と何をしてもドキドキしないし気持ち良くもない、とも言っていた。

「そっか…それで片桐は…。」

「うん、多分ね。」

タクミはうなずいた。

「夢でもいいから、彼女に会いたかったんだろうね…。愛のないセックスと引き替えに、もう会えないと思ってたあーちゃんに、夢の中まで会いに行って…。」