恋の定義──そして今日も、君を想う──

レナは泣きながら自分の部屋に戻ると、ベッドの中に潜り込んだ。

(訳がわからない…。)

こぼれ落ちる涙を抜いながら、通り過ぎる時に見たユウの苦しげな表情を思い出していた。

(どうしてユウは、10年前のあの時も今も、私の気持ちはおかまいなしで…。)

ユウとのキスは、昔も今も、涙の味がした。

(私のことなんて、なんとも思ってないくせに…どうして強引にキスなんかするの…?)


レナはスマホを取り出してマユにメールを打つ。


“少し酔ったみたい。
先に部屋で休みます。
カメラよろしく。”


送信すると、そのままギュッと目を閉じた。