恋の定義──そして今日も、君を想う──

奥さん、と言われ、途端に恥ずかしさが込み上げてくる。

「一応ね、夫婦だから。」

「夫婦…そうですね。」

須藤がニューヨークに発つ前、レナは署名捺印した婚姻届けと入籍に必要な書類を須藤に預けていた。

(夫婦…かぁ…。)

おやすみの挨拶をして電話を切ると、レナはそのまま少しぼんやりと考える。

(もう、私…須藤さんの奥さんになったのかなぁ…。婚姻届け、もう提出したのかな…。)