バーを出たレナは、ひとつ大きなため息をついた。

(この前とはまた違う女の子だった…。)

この間のエミリと言い、先ほどのアヤと言い、ユウと一緒にいる女の子は、ふっくらと女性らしく、胸の大きな若い女の子ばかりだ。

(そう言えばサエも…その後噂になっていた女の子たちも…。)

昔を思い出しても、やはりみんな同じように女の色気を漂わせ、可愛らしく媚びるように猫なで声でユウに甘えていた。

(もしかして、ああいう子が好み…?)