恋の定義──そして今日も、君を想う──

「レナ…オレ…。」

ユウが決心して話し始めると同時に、レナのスマホが鳴った。

(タイミング悪っ!!つか、悪すぎんだろ!!)

「あっ、ごめん…事務所からだ…。」

「あっ、ああ、うん、いいよ。」

スマホを手にバーの外へ出て行くレナの背中を見届けると、ユウは小さなため息をついた。

(はぁ…。うまくいかないな…。)

苦笑しながら、グラスのワインを煽る。

ほどなくして戻ってきたレナは、申し訳なさそうに言った。

「ごめん…ちょっと急な用で事務所に戻らなきゃいけなくなって…。」

「そうなんだ…。」

「ごめんね。」

レナは、慌ててコートと荷物を手にする。