恋の定義──そして今日も、君を想う──

「見たいな。」

「もう、持ってない。卒業するときに学校に置いてきたの。」

「えーっ…。」

残念そうにため息をつくユウに、レナは昔のユウの面影を見つけて、少し嬉しくなった。

(あ…。この顔、昔のままだ…。)

レナが思わずふふっと笑うと、ユウの胸は更にドキドキと激しく高鳴った。

(ああ…オレもう…心臓もちそうにないよ…。レナがそばにいるだけで、少し笑うだけで…こんなにドキドキするなんて…。忘れられるわけなんてない…。オレ…やっぱりレナのこと……。)

ものすごくドキドキしているのをレナに気付かれないように、ユウはグラスのワインを一口飲んだ。