恋の定義──そして今日も、君を想う──

隣を見ると、レナが落ち着かない様子であたふたしている。

(落ち着け、落ち着け、オレ…。ここはできるだけ自然に…。)

ユウはそっと息を吐くと、レナの方に向き直った。

「とりあえず…何か飲む?」

内心ドキドキしながら、平静を装ってレナに尋ねる。

気を付けないと、途端に声が裏返ってしまいそうだ。

「えっと…じゃあ、白ワインを…。」

「マスター、白ワイン2つね。」

「ハイ。」

ほどなくして二人の前に白ワインのグラスが置かれたが、ユウにとってはやけに長い時間に思えた。