恋の定義──そして今日も、君を想う──

その後も二人で他愛もない会話をしながらグラスを傾けていると、近付いてくるひとつの影があった。

「マユ、お待たせ。ちょっと仕事長引いちゃった、ごめんね。」

ユウがその声に振り返ると、そこには思いがけずレナの姿があった。

レナもまた、ユウの姿に驚いている。

「あ…。」

そう言ったきり、レナの口からは言葉が出ないままだった。

「レナ、遅かったねぇ。少し早く着いて先に始めてたら偶然片桐と会っちゃって、一緒に飲んでたんだ。」

(ええっ?!偶然って…!!)

マユは最初からこのつもりだったのだとわかって、ユウは絶句する。