恋の定義──そして今日も、君を想う──

(何…?今の…本当に、ユウ…?!)

必死で楽屋に戻ったレナは、ドアを閉めてペタンと床に座り込む。

さっき目にしたばかりのユウとエミリのキスシーンが、レナの頭から離れない。

(一体…どういうこと?!)


10年前、何も言わずに姿を消したユウが突然現れ、女の子とキスをしていた。

混乱する頭とざわつく心を落ち着けようと、レナは目を閉じて、大きく息をつく。

信じられない気持ちを無理やり押さえ込み、メイクを落とし、なんとか着替えを済ませる。

再び普段通りの軽いメイクをするために鏡の前に座ったレナは、鏡に映った自分を見ながら、胸元のネックレスに通された指輪にそっと触れた。

(本当に、ユウ…なの?)