恋の定義──そして今日も、君を想う──

情報処理室のイスに座り、ユウが一人ぼんやり考え込んでいると、静かにドアが開いた。

振り返ると、サエが後ろ手にドアを閉め、ユウに近付いて来る。

「さっき、一人で教室から出て行くのが見えたから、追い掛けて来ちゃった。」

ユウはサエから視線を外すと、ため息をついた。

「…何?」

無愛想に答えるユウのすぐそばに立つと、サエはユウをじっと見つめる。

「手紙、読んでくれた?」

「ああ…。」