恋の定義──そして今日も、君を想う──

窓の外は、もうすっかり日が暮れて暗くなっていた。

いつまで経っても姿を見せないユウが気になり始めたレナは、ポケットからスマホを取り出し、ユウからのメールの受信がないか確認してみるが、受信はない。


レナは荷物を手に立ち上がると、第2音楽室へと向かった。

しかし、中には誰もいない。

鍵の掛かった音楽室のドアを見て、レナは首を傾げた。

(終わったら一緒に帰ろうって約束したのに…ユウ、どこに行っちゃったんだろう?)

仕方なくレナは一人で学校を出て、ユウに電話を掛けてみるが、ユウは出なかった。

(おかしい…な…。)

スマホをポケットにしまうと、レナは一人歩き出す。