恋の定義──そして今日も、君を想う──

“ただの幼なじみ”と言うなんでもない一言。

それが、今のユウには重くのし掛かる。

(ただの幼なじみでしかないのか…。)


修学旅行やテーマパークで、手を繋いで歩いたことを思い出す。

はぐれないように、手を繋いで歩いた。

レナにとっては、気心の知れた幼なじみのユウと手を繋ぐことは、なんでもないことだったのかも知れない。

でもユウにとっては、好きな女の子の手を握るのは、相当な勇気のいることだった。

ドキドキと高鳴る胸を抑えながら、“はぐれないように”と言う口実を口にしないとできないような、一大事だったのだ。