恋の定義──そして今日も、君を想う──

「…そうだよ。だから…誰がユウを好きでも、ユウが誰を好きでも…私には、何も言えないよ…。」

レナが答えると、サエはレナを上目遣いに見上げて、ふふっと笑った。

「それじゃ、私に協力してくれる?」

「…えっ?!」

サエはポケットからピンク色の封筒を取り出し、レナに見せる。

「これ、片桐くんに渡して欲しいの。」

「……。」

サエは、一瞬、言葉をなくすレナの手をそっと取り、その手紙を握らせた。

「私が直接渡したって、ちゃんと読んでくれるかどうかもあやしいもんね。だから、高梨さんから渡して欲しいんだ。読んだかどうかもちゃんと確認して報告してね。」

「………。」

サエは手紙を握らせたレナの手をもう一度ギュッと握り直すと、念を押すようにレナの目をじっと見つめる。

「お願いね?」