恋の定義──そして今日も、君を想う──

その後、気軽に入れて美味しいと評判のイタリアンレストランで食事をした二人は、手を繋いで街を少し歩き、いつもよりもゆっくりと家路に就いた。

家が近くなるにつれて、ユウの胸に切なさが募る。


繋いだ手を、離したくない。


できるなら、抱きしめて、このまま帰したくない。


でも…。


そんな勇気があるはずもなく、とうとう住み慣れたマンションへ帰ってきてしまった。

お互いの部屋のドアの前まで来ると、どちらからともなく、繋いだ手をそっと離した。