恋の定義──そして今日も、君を想う──

(あっ…この指輪、かわいいな…。)

レナに似合いそうな指輪を見つけると、ユウはそれをそっと手に取った。

(誕生日だし…プレゼント、するか。)

ユウがそんなふうに思っていると、レナがユウの目の前にそっと手を差し出す。

「…ん?」

手のひらには、ユウ好みの男物の指輪。

「ユウ、こういうの、好き、だよね?」

「ああ、うん。すごい、オレ好み。」

ユウが答えると、レナは立ち上がって店主にそれを差し出した。

「これ、ください。」

レナはバッグから財布を取り出し、お金を払おうとする。

「いや、いいよ。オレ、自分で買うから。」

「いいの。私からの、誕生日プレゼント。」

そう言ってレナは、店主に代金を支払い、包みを断って、ユウに指輪を差し出した。