拓:「ほい、全員…出したよな?」
拓也が確かめるように全員を見る。
それから目の前にある席を見つめる。
授業開始から50分たち、終わりを
告げるチャイムがなった。
一番後ろの席の生徒がテスト用紙を
集めていく。
蘭はテストを開始してから、わずか
5分で机に伏せてしまった。
拓也はぐっすり寝ている蘭の下敷きに
なっているテスト用紙を取る。
その内容を見て顔をしかめてから、
拓也は次の授業をするために教室を
出ていった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…