しばらくすると、圭太が倉の方へと
息を切らしながら走ってきた。


圭:「蘭!!?」


そんな心配も虚しく、完二と蘭は
今日の昼間のように会話していた。


完:「あれ?圭太君、遅いよー!」

蘭:『小泉君、よかった、会えて』


怪しいくらいに自然な二人を見て、
圭太は声をかけようとするが、
完二の目元が少し赤いことに気づき、
自分も昼間のようにポツリと言った。


圭:「だから、この三人はゴメンだ」