太陽と月に分けられて



蘭:『うん、これで大丈夫!』

完:「あ、ありがとうさん…」


僕がお礼をいうと、嬉しそうに蘭が
笑って言った。


蘭:『ううん、痛いときは痛いなりに
泣いたり絆創膏したりしないとって
誰かが言ってたの!我慢駄目って!』


蘭の優しい笑顔に、僕の胸がトクンと
鳴った。

僕は少し微笑んで、蘭にそっと手を
差し出した。


完:「僕の名前は一条完二や、」

蘭:『完二くんか!…あれ?一条…?』


やっぱり、蘭もどっかのお嬢様か?

蘭が無害でも、親に知られよったら
どうなるか分かれへんな…マズイ……


蘭:『ヴァイオリンの人だー!!』

完:「………」


…コイツ、アホや