蘭は圭太と完二と三人で、京都観光
をすることになった。

さっきから不機嫌な圭太と、さっき
から機嫌が言い完二に挟まれ、小さく
なる蘭。


完:「いやあ、嬉しいな!蘭ちゃんと
一緒にまわれるなんて!」

蘭:『え!?…わ、私も嬉しいよ!』


気まずいムードの中、完二に必死に
返事を返した蘭。

圭太のオーラがより一層悪くなる。

それに気付いていないのか、完二が
ニコッと圭太に話しかける。


完:「圭太君も、一緒で嬉しいよ?」

圭:「はいはい、そりゃどーも、へい」

蘭:『あれ?二人とも知り合い?』


決して仲が良いとは言いにくいが、
面識がある様子で蘭が疑問に思う。


完:「うん、昔習い事が同じでね」

圭:「おう…」

蘭:『へー、そうなんだ』