太陽と月に分けられて



入学式のとき、俺の見た目に驚く
やつばっかで恐怖の顔ばっかだった

でも俺が首席で呼ばれた瞬間、
そいつらは取り入ろうと寄ってくる


これが太陽組か…

どいつもこいつも必死だな



教室での代表決めもどうでもよかった

一人の女に押し付けて笑う奴等もだが
それを無視する月組もたいしたこと
ねえんだと。


でも、蘭が手をあげて庇って笑って
強いやつだな…と思った。

たまたま迷って話しかけたときに
見た顔が何つーか可愛かった。

久しぶりに俺のモノにしたいと
思ったし、俺の通りに従わせたいと
思った。


でも、いきなり惚れて信用するのも
なんだから様子を見ることにした。


あいつの水をかけられた後の表情を
見たとき、守ってやろうと決心した


だから、俺は守る。

男としてアイツを守って奪う。

どいつにも有無は言わせねえ


俺の命令は絶対だ