学園にはカフェがいくつかあり、
味も評判が高い。

その中でも生徒から一番の人気がある
カフェへと二人はやってきた。


蘭:『おおー!美味しい!』

サ:「そうね、まあまあいけるわ」


蘭はフルーツタルトを一口食べ、
サクラはショートケーキを頬張った。

一流店並みの味に、蘭が感動する。

サクラは普通の味だというように、
真顔でケーキを頬張る。

蘭がコーヒーをすする。


サ:「本当、子供みたいね、貴方」

蘭:『ふぇ?』


サクラが蘭をじっと見つめる。

蘭は驚いて、カップに口をつけた
まま固まる。

その姿を見て、サクラがフフッと
大人っぽく微笑む。


蘭:『子供って…』


蘭がムスッとして、カップを机に
そっと置いた。

サクラは首をかしげて言う。


サ:「貴女、あきれるくらい子供よ?」