完:「よ、圭太君!」
圭:「一条…」
圭太が廊下を歩いていると、
ヒョコッと隣に完二に現れた。
圭太は完二をジッと睨んで、無視して
歩いていく。
完二は舌打ちをして、圭太に
ついていく。
完:「そんな冷たくしなくても
いいだろ、アンタほんと酷いよね」
圭:「うるせえな、猫かぶり男の
永遠片想い」
意味深な言葉を発した圭太に
ケタケタと声をあげて笑う完二。
完:「僕のお相手は今日見つけたよ
たまたま一緒の学校だったんだ」
圭:「そりゃ、良かった」
完:「…君とも仲が良さそうだしね」
その言葉に圭太がピクッと反応する。
反応を見て、完二がニヤッと笑う。
だが、圭太は何も言うこともなく
完二をおいて寮へ戻っていった。

