光:「何だよこれ……」
拓:「……お、俺が悪いのか?」
何も考えられないまま、俺はただ光輝に話しかける。
拓:「俺が悪いなら、頼む、殴ってくれ」
光:「……」
その言葉に、光輝は全く反応しない
拓:「頼む、俺が悪いと言ってくれ、俺が悪いと分かるまで殴ってくれ」
光:「…お前は悪くない、悪いのはアヤカだ拓也」
拓:「頼む、殴れ、殴ってくれ……じゃないと、俺は何も分からない」
俺が悪いなら、俺が最低な奴だと理解しやすい。
でも、アヤカが悪いと言われたら、俺は光輝の考えもアヤカの考えも何も分からない。
ただただ頭の中が空になるたけだ。
光:「……拓也、僕は自分とお前とアヤカが憎いよ」
拓:「何でなんだ?アヤカが悪いんじゃないのか?」
俺の言葉に、光輝が静かに涙をこぼして、俺の頬をつねった。
光:「お前は何も分からないのに、アヤカにキスをした。アヤカはお前のことを知ろうとせずに、勝手に自分の考えを押し進めて生きた。僕は、お前の話をもっと聞くべきだったし、二人の勘違いに気づくべきだったっ…!!」
拓:「それは、誰が悪いんだ…?」
光:「畜生…、お前は人形かよ!!」
光輝が俺に怒鳴り付ける。

