太陽と月に分けられて



拓:「光輝、好きだ」




俺はそう言って、光輝を抱き締めた。




光:「ぶっ飛ばされてえのかああ!!」



そう怒鳴られ、見事光輝に投げ飛ばされる。

思いっきり床に背中を打ち付けてしまい、俺は苦痛にもがいていた。


拓:「っ…」

光:「おい、少しは人の心について勉強しろよ!キモいわ、無いわ、汚れる、無いわ、消えろ!」


思った以上に怒られ、俺は床に座った。

確かに、俺は心理とかを学んだことがない。

それを学べば、少しは人の気持ちも分かるのだろうか?


拓:「なるほど…なら、勉強する」

光:「当たり前だ!男にされるとか鳥肌もんだっつーの」


光輝が、抱き締めるのは女にすることだと言われた。

ということは、アヤカにするのか?と聞くと、恋愛感情のある奴にすると言ってきた。


拓:「恋愛感情か…聞いたことはあるが、よく分からんな」

光:「それは危ねえな……例えば、つい目で追い掛けたりとか、話してると鼓動が早まるとか…そんなんだろ?」


なるほど…それが恋愛の『好き』か

あいにく、俺にはそんな奴はいないから、関係のないことだな。



俺は光輝にそう言って、食堂に向かう準備をし始めた。