「最近、この学園で生徒同士の恋愛が問題になっています」 「なんで生徒同士の恋愛が問題なの?」 「真面目で優秀な進学校に恋愛なんて必要ないの。勉強の妨げになるでしょ?」 「そうかなあ。明ちゃん真面目だねえ」 「私だけの意見じゃなくて、学園長もそう言ってるの。この問題、穂花はどう思う?」 「別にいんじゃないの?」 「良くないから問題なの!第一、ここ女子校よ?おかしいでしょ、生徒同士の恋愛って!」 生徒会長の明ちゃんは顔を真っ赤にしながら言った。