しばらく車に乗ってると、家に着いたらしく降ろされる。 「ふぅ、楽しかったね、旅行。」 「あぁ、久々だよな、旅行なんて。」 私のお母さんと蓮斗のお母さんが話している間、私たちも話す。 「蓮斗はさ、好きな花とかあるの?」 私がそう聞くと蓮斗は少し悩んだ後口を開いた。 「俺?俺は……明るい花言葉の花が好きかな。おまえは?」 「私は……うーん、私もかな。」 そう言って笑うと蓮斗も笑ってくれた。