「蓮斗…」



家に着き、車から降ろしてもらい空を見上げる。




空はもう、真っ暗で星がキラキラと輝いていた。





「蓮斗……蓮斗はあの星かな。」




一番綺麗に光って見える星が大切な人なんだよ、って誰かが言ってたきがする。



だったらあれは…蓮斗だ。




涙でくしゃくしゃの顔だけど、

その星に向かって笑顔を向ける。




「そこから見守っていてね、蓮斗。」




ニコリと私は蓮斗にそう言った。



そこからだと菜の花畑とか、いろんなお花とか見える?



花言葉、また教えてほしいな。




ふっと笑みを漏らして私は家の中に入っていったのだった。