「ふぇ…っ……」 やだ、やっぱまだ気持ちの整理がつかないというか、信じられない。 涙でベッドが濡れる。 おかしいな、昨日たくさん泣いたのに、涙がどんどん出てくるよ。 すると、 「詩織ー、蓮斗くんのお母さんが呼んでるわよっ!」 お母さんの声が聞こえる。 「わ、わかったっ!」 急いで涙を拭いて階段を駆け下りる。 「詩織ちゃん、ちょっといいかしら。」 いつもの優しい微笑みで蓮斗のお母さんにそう言われる。 「はい……」 俯きながら蓮斗のお母さんに言われるまま、車に乗った。