「昨日はありがと!遙!それでさ!遙!きいて!宏くん別れたらしいの、あたしがんばってみる。」

もうすでにその話は廊下で騒がれてた。

「別れたんだ。がんばってさや。」

「今日告白する!みんなより一足さきに!」

え!?はや!

「そーなんだ。」

「ついてきてほしい。」

あたしその現場みるの?

まぁ、いいか。

まさに乙女のさや



「宏くん、ごめんね。急に。あの、好きです。つきあってください。」

あたしは建物の角で飲み物を口にしてた。

「俺も気になってた。いいよ。」

思わず吹いた。

なぜなら、すでに今日告ってた人をふってたのを知っているから。
皆のことふるとか勝手におもってたことに
いらいらする自分。

でも、ちゃんと選んでつきあってるってことだよね。