ジエンダーラブ


「遙。」

びくっ。いきなり呼ばれてあたしは驚いた

「遙、志望校かえるとおもってた。」

あたしもおもってた。けど、かえられなかった。

「遙。ごめんな。」

謝らないでよ。

「宏は相変わらずオレンジ?光とゆいはぶどうよね。あたしとさやは紅茶でいいか。」

「よく覚えてるな。」

「宏は顔に似合わずだからねー。」

「遙。おれさ」

「宏。今日はきてくれてありがと。」

続きがきくのがこわかった。

「おう。」



「ただいまー。買ってきたよ。」

「じゃーパーティーの始まりだ。」

変わらない光と変わってしまった宏にあたしだけじゃなく、ママもゆいも気づいてた。
さやは宏にもうアピール