遥side


あの後、さやとは仲が少し回復した

でも、さゆりさんの気持ちは晴れることがなかった。


どんどんかわる自分


茶色に染めた髪は
頭の良いこの高校には浮いてた

だけど、あの時精一杯頑張った勉強はあたしにとって、少しやれば楽なもんだった
そのため、暇な私は勉強で退屈な日々を過ごし、誰もがあたしの座をとるものはいなかった。

でも決まってあたしの下には
宏の名前


宏。
あたしね。宏の頭の良さを理由にばかになってたのかな?
って思う時がある

中学の時いっぱい勉強教えてくれたよね
勉強のときにメガネなんかかけちゃって



あたしは学校をさぼり
よく遊んだ公園にきていた

文化祭がおわって一週間たつのに
まだ、ドキドキしてる

宏の腕ってあんなに強かったんだ。

「おさぼりはよくないぞ」

え?あたしは声のする方を向いた


無邪気の笑顔をあたしに向けた


「光!」

「キスしたから、俺とあうの気まずくて学校休みなの?」

キス…??




あー。したね。


「ごめん。あの時は」

それしかいえなかった。

「ねぇ、遙。タイムカプセル覚えてる?」

タイムカプセル?

「宏が急に思い出したんだよ。それで探さね?って言われたんだけど、あれ、お前宏にラブレター書いたよな?」

思い出した、
探されたらまずい

「この公園だよな。」

そーだっけ?

「光さがそ。」

「でも、俺も秘密ごとが隠れてる。」


「内緒にしとくから、大丈夫。」

「そーじゃない。」



「嫌、なんでもない。」

なんだろ?
気のせいかな。
凄く冷たい目だったきがした。

「そか。」

結局探さなかった
あたしは理由をつけて公園をあとにした。