ジエンダーラブ

遥side


文化祭当日

「はーる。」

振り返るとあたしの好きな人、俊


「俊」

俊ってイケメンなんだ

そいや中学でもてた?わりと
宏の方がインパクトあったゎ


あの人かっこいい

そんな声が聞こえる

「おれもてもてやん。」

無邪気にそういってわらった。


「そうみたーい。」

「ねぇねぇ、遙のクラスなにやるの?」

「しらない。あたし孤立してるし。」


「そうはみえないけど?俺、男から嫉妬の目向けられてますけど?遙さん。」

「あたしも向けられてます」

「俺ら美男美女カップル?ってこと?」


「自分でいうなし」

あたしは俊に本気で落ちてるそうおもってた。

幸せだし
あたしをみてくれてる。

二人の世界でまわってた。
そん時

「遙。」


あたしは目を丸くした

「さや。」

「四人で回らない?」

「いや、い」

いや、いいよ
と言おうとした
だけど、俊は

宏を睨みつけながら

「賛成」

そういいはなった

「俺も賛成。」

「遙は?」

「いいよ。」

小さい声で言い放った

宏とさやは沈黙だった。
あたしたちは俊のおかげで沈黙はなかった。
だけど、空気重いのは皆わかってた。


「あれ?俊じゃん。」

「おー光~。」

光は
どーゆーこと?
と宏に目で合図してた
なんで四人かということでしょ?苦笑

「光のクラスなにやってんの?」

「お化け屋敷」

「はいる?」

「はいろ?遙」

無理無理無理無理
おばけきらいだし

「宏くんはいろ?」

こっちも同じ顔


宏とあたしは小さい頃からお化け屋敷苦手で
光によく無理やり入らされたゎ。


無理やり並ばされた。
もうでたい。
「遙と宏どっちもお化けだめなの?」

一緒にされたくなかったのか。
お互い

「「んなわけない。」」
ナイスタイミングだわ。

二人は顔を見合わせた。

そして、光が

「お前らよくいうよ。はーい。じゃーあと十秒数えたらはいってくださーい。」

はらたつ。
の前に

俊とさやの嫉妬を感じた。


あたしと俊は先頭をきった。

無理だよ。ほんとに。いやだ

あたしは怖くて目をつむって俊くんの手を握ったとおもった。
だって、握り返してくれたし
なのに。

「大丈夫だよ。遙。」

この声は絶対に宏だ。
目を開けたら俊、さやがいない、



「ヴわぁー」


「「あ゙ーーーー」」

変わらないあたしたち

「びびってんじゃん。」

「はー?びびってないし。」

昔のあたしたちにもどったみたいだった。
だけど、シンデレラみたいに。
時間なんてすぐ訪れる

「やばいから、おれ。さやのところおいかけていくゎ。」

だよね。しかも、こんな暗い中ひとりぼっち
俊きて。
こーゆーときだけ、ずるいよね。あたし


「わぁ!」

「うをぉ。」

「なんだその声」
びっくりした

「お客様早く進んでもらいます?」

「あはは。ですよねー。ですが、一歩も動けません。助けて光」

「ってか、なんで1人?まぁ、いいや。俺が連れて行くから」

頼もしい!


あっ

あたしはなにかにつまづいた

だけど、こけることはなかった
光があたしを支えた

だけど、光もバランスをくずした。

えぇぇ

光が落ちてくる


とおもったら。


え。

光の唇があたしの唇に重なった

「ごめん。」


あっ。うん。
思考回路停止

私は驚かしてくるおばけにも反応をしめさなかった。

お化け屋敷からでて

「あ。きた遙。心配した。」


「ごめん。光がつれてきてくれた。」

その時俊だけじゃなく、宏まで光を直視した。


「よかった遙。宏くんと遙いなくなって焦ったよ。二人でいるかとおもったよ。二人もはぐれたんだね。」

心にちくりとなにかが刺さったきがした。

「そうそう。1人ぼっちになって、ずっと止まってたら、光がきたの。」

焦りが態度にでてなきゃいいけど



「のど乾いた。」


「あたしかってくるよ!」

逃げるようにあたしはかいにいった

みんなどれかな。
「あたしミルクティー」
びっくりした
「さやぁ。」

「ごめんね遙。今まで。誤解してた。今日、ほんとはわざと、あたしと俊さん?だっけ。一緒にはぐれたの。でも、宏くんあたしに追いついてきてくれた。光くんに聞いたけど、ほんとにひとりで怯えてたんだね。翔くんのことも、さゆりちゃんからとったのかとおもった。ほんとうに。だから、宏くんとの過去は聞かないよ。」


胸がちくりと痛んだ
さやをこんなにも悩ましてたんだ。