ジエンダーラブ

遥side

文化祭の準備で騒がしい学校

あたしはひとりで中庭のベンチに座っていた


「となりいい?」

あたしはそいつをみた

翔くんだった

「遙ちゃん?」

あたしの顔を伺いながら聞いてきた


「なにかあったの?」


は?

「さゆりさー。」

さゆりってだれ?

「遙ちゃんいじめてるぼすてきなやつ。さゆりっていうんだ。俺の幼なじみ。」

あっ、そーなんだ。

「おれ。。。」

緊張してる様子だった


「俺、遙ちゃんがすきで。」


うすうす気づいてたけど。


「さゆり、俺のこと好きだったらしくて、おれふっちゃって。幼なじみだから、そんな風にみてなくて。」

幼なじみはやっぱり恋愛対象になれない?

ってことか。

だよね。
「ほんとにつきあってるの?いつも迎えに来る人と。」


「うん。まぁ。」


「俺じゃ、だめかな?」


え?

「あんたまた、男?」

「さゆり!」

あたしはその人の前にたって

「翔くんに告白したら、振られたよ」

あたしはそういって、笑って去った

あたしのせいでいろんな人が傷ついてるんだ。

きっと、さゆりさんもすきで仕方なかったんだ。