あたしは、さやを迎えに家にきた
だけど、すでに宏がいたのであたしは
引き返した

あたしは公園に来ていた


風がスーッとあたしの体に入ってきた


宏を忘れる
忘れる


「あたしはもうすきじゃないからー」
静かな公園にあたしの声が響いた

「さぼり?」


はっと振り返った

「光」


「遥、それでいいの?」

あたしは光に近づき




「だーまーれ」


あたしはそのまま都会へと足をはこんだ。

次々と話しかけられる


「ねーねー。かわいいね。一緒にあそぼーよ」


あたしは顔をあげた

「え。遥?」

中学の時の友達だった


「なにやってんの?」

あんたもでしょ


「頭のいい高校いったやつがなにやってんだよ。」

「ねー。俊ってあたしのこと好きだったよね」

「は?いきなりなに」

顔を一気に赤くした


「あたしと付き合わない?」

「は?」


「べつに、浮気とかしていいから、」


「ひさびさの再開でえ?」

「なんでもない忘れて」

あたしは立ち去った

だが、あいつは追いかけてきて
あたしの手首をつかみ

満面の笑みで
「俺とつきあってください」

そういった。
あたしは、なにがしたいかわからなかった。

あたしはキスをして
スマホを向けた

俊はついていけない様子だった。


顔真っ赤にして私を直視して動かない

あたしはその写真をらいんのトプにした

アピールしたかった

「あした、放課後迎えにきて!じゃ!」

なんて自分勝手だ。

こんなにも宏を忘れるのに
大変なの?