さやのお母さんに通され、あたしはさやの部屋の前ときた
トントン
「さや」
さやは、返事をかえしてくれなかった。
「さや、あたしじゃない。でもね、あたしのせいだってわかってるの。」
さやがきいてるかわからないけど
話はじめた
「あたしは、ほんとは、ずっと宏がす」
「遙じゃないことわかってたよ。」
震えた小さい声でいった。
「あたし、つきあったときから嫌がらせはうけてたの。」
え。
あたしはその事実に驚きがかくせなかった
「あたし、付き合って少ししてから。宏くんに遙がすきなの?ってきいたの。」
なんで
「どこかで遙に嫉妬してた。遙と宏には絶対なにかあるって。でも宏くんはさやだけっていったの。でも、流れ込んでくる情報、キスの光景」
あたしは自分を顧みた
こんなにもさやを傷つけた
「さや、ごめん。なんにもき」
また、さやは遮った
「わかってる。遙からじゃないって。あのキスあたし目の前でみてた。あいつらに写真見せられる前にしってた。」
さやは黙ってたんだ。
「でも、遥への対抗心が収まらない。遥は悪くない。けど、宏くんを責められない自分がいる」
「さや、ごめん。さや。学校きて。」
「遥、あたし、宏くんが好きなの。お願い取らないで。」
さや…
「遥、おねがい。」
弱々しいさや。
「さや、あけるね。」
あたしは、静かに開けた。
泣いた後のかおだつた。
あたしは、スマホをとりだし
さやにみせつけるように
あたしは、宏のアドレスライン、電話番号を消した。
さやは少し驚いた顔した
だけど、あたしは
「さや、ごめんね。」
そういって、抱きしめた。