「昨日はごめんね。すっかり元気。」

ううん。
治らないよ。この胸の痛み

もしあのまま宏との関係がおわってたら。
なんて考えるけど
今関わってる宏はあたしの友達の彼氏で。

「心配したよ。」

光の笑顔で少しほっとする

「よかったー。」

さやの言葉に昨日のことを思い出してしまった。


さやを傷つけたくない。
だから、この気持ちは捨てなきゃ

宏が忘れるならあたしも普通に接して忘れよう。


「光飲み物持ってくるね。」

あっ。あたしたち専用のコップ

光はまだ持ってるんだ


「遙わかるー?」

光がソファーから顔をだした。

「わかるよ。」

「はいどーぞ。」

四人は集中して勉強をしてた。



あたしも集中してた。



集中を途切らせれるかのように
あたしのスマホがなった。

クラスの男子からの花火大会のおさそいだった。

そーえーば。
さやがいきたいとか。
でも、べつにあたしがいなくてもいいよね。

べつに、いいか。

「どーした?遙」

「花火大会誘われた。」

「遙は、そっちといくの?」

「まだ、返信してない。」

あっ。またきた。
なんでこんなに誘われるんだ。

この二人仲良しじゃん。

「でも、いいよ。あたし、宏くんと光くんでいくから。」

「いや、むり。二人の中でおれ一人とか。」

それはいやだねー。
苦笑

「まだ、返信してないし。光あたしといく?」

冗談でわらいながらいった。

「いくいくー」

光もあたしのノリにのった。

「とりあえず宏とさやでいきなよ!」

「はずかしい。」

そう言って照れたさやは、かわいくて、女の子らしくて。
あたしとは正反対。

「あっあたし。塾だから、そろそろ帰るね。」

「うん。がんばって。」

「送る。」



「遙いこうよ。」

「うん。」

「宏を見るのがつらい?」

辛くないと言えば嘘になる。
だけど、だけどね。
上手く言えないけど、
この気持ち
多分、まだ、本当の恋してないから、宏のことが。。。


だから、きっと。
いつかおわるよね?