~中3の夏~
「宏。早くきちゃった。」

「遙。エッチしたことある?」
顔が赤くなるのが自分でもわかった。
「あっあるわけないじゃん。」
思わず大きな声をだしてしまった。

「意外。遙もてるのに?」

「もてないよ。」

なにをいってるんだこの人。

「えっちしてみない?」

小声でいった。
もっとなにをいっているんだ。
私は小さくうなずいてた。
その日あたしと宏はひとつになった。
つきあってもいないのに

ひとつになった。

それから話しかけても冷たい反応にだんだんしゃべりかけることもできず。
恋がおわって。友達も失った。




なのに私はいま青海高校に通っている