あたしもそろそろ電車か。
駅に向かおう。
あっちの車両あいてるかな。
あいてる!
あたしは二つあいてるうちの端っこをえらんだ。
閉まる寸前で宏が電車に入ってきた。
あたしはできるだけ目をそらした
「ここいいですか? なんつって。」
まえの宏?
今のクールの宏じゃない。
「俺変わって戸惑った?」
確かに戸惑った。かも?
「俺、遙が」
「さやとどーなの?」
完全にさえぎった。
「まぁ、ふつうだよ。それより遙。お願いだから普通にして。」
宏が先に無視とかしてたじゃん。
「これからも友達でいよ。俺、遙が頼りだから。」
友達
あの前もあれからも友達に当てはめられないあたし。
あたしのなかでこだまする
友達のワード
いつのまにか宏は寝ていた
つぎは~
駅員の言葉に
宏を起こした
「宏つくよ。宏おきて。」
「ぅん?」
宏は目をこすった。
「遙。前みたいに学校か」
胸がキュンとなるのを自分で感じた
あのときのように
起こして、起こされて、遅刻しての日常
でもね、宏
通おう
の言葉を遮るように
「なにいってんのー?」
と頬を伸ばした
「さやと通いなよ」
宏とあたしは無言のまま家に向かう
宏は自分の家にはいった。
宏はもうさやの彼氏
宏はあたしに興味ない
そう、あたしは宏のなんにでもない
涙がこぼれたのにきづいた。
缶ジュースが頬にあたった。
「きゃっ」
「なーに泣いてんだよ。」
「光」
光を直視した。
「お前って昔からばかだよな?俺んちでココアのむ?」
昔からのお決まり、落ち込んだときはココア!
覚えてた。
宏は覚えてるのかな。
光はあたしの気持ちに気づいてるからなにもきかない、きっと、あたしがまだ好きってわかってる。
そう悟った。
光の優しさにまた甘えた。
駅に向かおう。
あっちの車両あいてるかな。
あいてる!
あたしは二つあいてるうちの端っこをえらんだ。
閉まる寸前で宏が電車に入ってきた。
あたしはできるだけ目をそらした
「ここいいですか? なんつって。」
まえの宏?
今のクールの宏じゃない。
「俺変わって戸惑った?」
確かに戸惑った。かも?
「俺、遙が」
「さやとどーなの?」
完全にさえぎった。
「まぁ、ふつうだよ。それより遙。お願いだから普通にして。」
宏が先に無視とかしてたじゃん。
「これからも友達でいよ。俺、遙が頼りだから。」
友達
あの前もあれからも友達に当てはめられないあたし。
あたしのなかでこだまする
友達のワード
いつのまにか宏は寝ていた
つぎは~
駅員の言葉に
宏を起こした
「宏つくよ。宏おきて。」
「ぅん?」
宏は目をこすった。
「遙。前みたいに学校か」
胸がキュンとなるのを自分で感じた
あのときのように
起こして、起こされて、遅刻しての日常
でもね、宏
通おう
の言葉を遮るように
「なにいってんのー?」
と頬を伸ばした
「さやと通いなよ」
宏とあたしは無言のまま家に向かう
宏は自分の家にはいった。
宏はもうさやの彼氏
宏はあたしに興味ない
そう、あたしは宏のなんにでもない
涙がこぼれたのにきづいた。
缶ジュースが頬にあたった。
「きゃっ」
「なーに泣いてんだよ。」
「光」
光を直視した。
「お前って昔からばかだよな?俺んちでココアのむ?」
昔からのお決まり、落ち込んだときはココア!
覚えてた。
宏は覚えてるのかな。
光はあたしの気持ちに気づいてるからなにもきかない、きっと、あたしがまだ好きってわかってる。
そう悟った。
光の優しさにまた甘えた。

