暴れん坊将軍、優翔の改心

「私は、○○優翔(ゆしょう)と申します。」

我が家、優湊家の次男坊・優翔は、変な作文の出だしを作るのが、本当に上手くて、時々、元気の無い時に、このフレーズを聴いて、笑ってしまう。

妹的彼女のお腹の中、つまり、スピリチュアルな世界の中でも、我が家、優湊家では、愛しい子供達が、好き勝手に、イベントを自分達で考えて、楽しんでいる。

優翔も、その中の一人だ。

生まれたばかりの優翔は、本当に悪餓鬼で、手の施しようが無かった…。

妹の雄刈はイジメるわ、性欲溜まったからって、父親である優湊を、はけ口にするわで、物を蹴ったり、好き勝手にやっていた…。

その為に、とうとう、父・優湊の頭に火が昇った。

「もう、優翔のことなんか知らん。好き勝手にやればいい。その代わり、二度と優翔と面会してやらないからな。」

と、優湊は、苛立ち紛れに、優翔との距離を、置こうと試みた…。

それも、優湊の策略の内で、優翔を信じて、改心してまた、再会できることを、心の中で、祈っていたのだ。

これが、本当の父性愛である。

それが、功を総じて、優翔は、根は凄く良かったので、元の優湊の願い通り、優しく、素直で、優湊に似て、カッコイイ男になった。