「………」
「何そのボケッとした顔。バカ丸出し」
「……えっ…と…」
ん?
いま…私の目の前にいる人は…誰?
さっきの王子スマイルとは一変 虫を見るような目で私を見下ろす早瀬くんはいつもの早瀬くんではなかった。
声のトーンや
態度
しゃべり方まで……
しかも……奴隷……?
「お前は、俺の奴隷だっつってんの」
「あの…えっと……」
「ちょっと可愛いとか言われただけで顔真っ赤にしちゃって…バカじゃねえの?」
私を見下しながら「フンッ」と鼻で笑った王子は私にそう言った。
「あの……うまく状況が理解できないっていうか…なんていうか…」
「一回で理解しろよ、クズ」
「クッ…クズって何よ!!!」
いくら早瀬くんでも…なんでクズなんてイキナリ言われなきゃなんないの!?
しかも…イキナリ自分がわけわかんないこと言っておいて一回で理解しろ、なんて意味わかんないよ!!!
「お前、ケータイ見せてみろ」
「えっ…」
「早く」
ケータイはマズイ……。
なんてったって王子コレクションが…
「なっ…なんでケータイなんか…」
「お前さ、俺のこと盗撮してただろ」
「え"…」
バ…バレる……
なんでバレてるの…!?
「あんな堂々と撮られてりゃあ誰だって気づくだろ」
「えっ…堂々と撮ってないもん!!ちゃんと陰からコッソリっ…」
「認めたな。」
私のバカぁぁぁぁぁあああ!!!!
