一番後ろの席だった。 黒板見えるかなぁ……。 隣の人は誰だろ。 辺をきょろきょろ見渡す。 ガタンッ 隣から、椅子を引く音がきこえた。 隣を見ると、可愛い女子が立っていた。 よし、女子と隣だ。 ん……?見覚えが… 「彩音…ちゃん?」 相手が口を開いた。 「もしかして、花?」 「花だよ!一緒の高校受けてたんだあ。彩音ちゃんと同じクラスで、しかも隣の席。ラッキー!」