急いで制服に着替え、支度する。 「彩音?朝ご飯は?」 母が、私をとめる。 「いいっ!遅刻しちゃう!」 「彩音、朝ごはんを食べないと良くないぞ。目玉焼きだけでもいいから食べてけ。」 お父さんが新聞を読みながら、私を止 める。 あーもうっ ほんとに時間がやばいのに 私は、椅子に座るなり、箸をつかみ目玉焼きを頬張る。 「うわっ、お前ぎょうぎわるっ」 兄が言う。